女性特有の心の病気

婦人科疾患というと、子宮や卵巣、あるいは乳房に関する病気を連想する人がほとんどですよね。
しかし、婦人科疾患の中には、女性特有の「心の病気」も存在します。
婦人科の「心の病気」、あるいは「症状として精神的不安定が現われるもの」としてよく知られているものに、更年期障害、PMS(月経前症候群)、摂食障害があります。
なぜこれらの病気が女性の心の病気といわれるのか?
更年期障害とは更年期の特に女性に起こる、多種多様の健康上の障害のことを指しますが、発汗、頭痛などの肉体的な症状のほか、イライラする、興奮しやすくなる、神経質になる、つまらないことでくよくよする、憂鬱になるといった心の症状も現われるようになります。
また、PMS(月経前症候群)とは、月経前に精神的な乱れが生じ、怒りっぽくなったり、理由もなく悲しくなったりします。
摂食障害とは、特に心身共に不安定な思春期の女性がかかりやすい心の病気で、拒食症と過食症がおもな症状です。
身体にあらわれる症状だけでなく、こういった心の病気の症状も見逃さないようにしましょう。