卵巣機能不全

卵巣機能不全の症状

月経周期が乱れて不規則になります。

無月経や無排卵に至った場合は不妊となります。

月経がだらだらと続く過長月経も、しばしば見られる症状です。

卵巣機能不全とは?

卵巣が分泌するホルモンバランスの乱れから、月経周期の異常や排卵障害が引き起こされている状態です。

卵巣機能不全は卵巣の発育不全や形成不全、下垂体や甲状腺の病気、薬の副作用などによっても起こりますが、頻度はまれで、多くの場合、原因はストレスです。

卵巣ホルモンは脳の視床下部から下垂体、卵巣へと指令が伝わり、分泌が促されます。司令塔となる視床下部は自律神経系の中枢でもあり、ストレスで自律神経が乱れるとホルモン系にも影響が及び、月経に異常をきたすのです。

実際、無排卵に至る卵巣機能不全の多くは、視床下部から分泌されるゴナドトロピン放出、ホルモンの低下を示し、その背景には過激なダイエットや運動、やせ、肥満、過食、拒食、精神的ストレスが存在します。

ちなみに、正常な月経周期の目安は25~38日で、46日以上は稀発月経、24日以内は頻発月経と定義されています。月経周期は乱れていても、定期的に月経があり、排卵も起きていれば基本的に問題はありません。

しかし、稀発月経の場合は無月経に移行する可能性が高く、徐々に周期が伸びていく場合には注意が必要です。

一方、卵胞期にエストロゲンが分泌不足になると頻発月経となり、排卵も起こらなくなる場合があります。

また、黄体機能不全といって、排卵はきちんとあるのに月経周期が乱れ、不妊や流産を引き起こす障害もあります。これも原因は黄体期におけるプロゲステロンの分泌不足で、卵巣機能不全の病態のひとつに含まれます。

卵巣機能不全の治療

月経は不順でも、排卵がきちんと起こっていれば、基本的に治療の必要はありません。

排卵の有無は、毎朝基礎体温を測ればわかります。

正常な基礎体温は低温期、高温期できれいな二相が描かれますが、無排卵では低温相しか現れません。

高温相が10日以内と短い場合は、黄体機能不全が疑われます。

無月経、不妊の場合はホルモン療法を行います。
ホルモン負荷検査で足りないホルモンを調べた上で、不足分を薬で補充していきます。

早期に妊娠を望む場合は、月経再開後、排卵誘発剤などで治療します。

無月経の期間が短い場合は比較的早く月経も再開しますが、半年以上無月経が続いた場合は反応も鈍く、治療も根気よく継続していく必要があります。

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