おりものについて

女性が健康な状態でも分泌するおりもの。
正常な状態でおりものが増える状況としては、排卵期、月経前、妊娠中などがありますが、上記のような状況ではないのにおりものの量の増加、色や臭いの変化がある場合には性器の疾患、細菌感染、腫瘍といった婦人科系の病気が考えられます。
正常の場合は透明又は乳白色のおりものですが、下記のような色や臭いの変化に気がついたら婦人科に行かれることをおすすめします。(病的なおりものは帯下ともよばれます。)
①酒粘状、クリーム状、チーズ状のようなおりもの
カンジダ膣炎、頚管炎などが疑われます。
②おりものが茶褐色、もしくは出血が認められる。
子宮癌、老人性膣炎といった疾患が疑われます。
③おりものが黄色、膿性黄白色
白血球、細菌が多く混入しているために色がつきます。
細菌の種類によっては緑色を呈することもあります。
④おりものから悪臭
原因となっている疾患によって差がありますが、悪臭を伴うことがあります。
*そのほかおりものから考えられる婦人科の病気
おりものは健康のバロメーターとも言われていますので、チェックしておきましょう。